「 漂流 あるいは 洪水 」 投稿日時: 2013年1月17日 投稿者: 花の木美術館 管理人 阪神淡路大震災から 18年。 俊造さんのこの作品は、1997年に描かれたものです。 大震災から 2年後です。 年代的なことを考えると、この震災が念頭にあったと考えても 不自然ではないと考えられます。 東日本大震災を もし、俊造さんが目の当りにしていたとしたら どのような作品を遺していただろうか………。
この絵を何気なく見ていた時は絵の中に引きづり込まれるような、不思議な怖さを感じました。 たとえればそれは、丸木画伯の原爆の絵に通じる恐怖感に似ていた気がしました。 でも、何度も見ているうちに丸木画伯の絵に漂う、出口の見えない絶望感とは違う希望が描かれていることに気が付いて、改めて深く感動しました。 返信 ↓
この絵を何気なく見ていた時は絵の中に引きづり込まれるような、不思議な怖さを感じました。
たとえればそれは、丸木画伯の原爆の絵に通じる恐怖感に似ていた気がしました。
でも、何度も見ているうちに丸木画伯の絵に漂う、出口の見えない絶望感とは違う希望が描かれていることに気が付いて、改めて深く感動しました。
そうですね、上部に描かれてある青色の存在は大きいですね。 過去なのか、未来なのか、べつの次元なのか…そこにあるものは、まさしく 「希望」なのだと思います。