昨年中、花の木美術館に何度も足を運んでくださった方、
また、初めて来られた方も、本当にありがとうございました。
今年もまた、多くの方にご覧いただきたいと思います。
糸が浜へ続く散歩道の途中にクヌギ林があって、正月に
家族で歩いたのですが、今回展示中の作品に この辺りの
光景を歌ったのでは、と思われるものがあります。
展示を始めてすぐに来られたお客様で、この絵の文字を
「木みたいですね」と言われた方があります。
まさに、その通りだと思います。
クヌギの枝々の間から見上げた空が、この絵と重なりました。
俊造にしてはてらいのない素直な詩ですね。
枯れ木に宿る鮮烈な初春の息遣いがこの詩を読ませたのかもしれません。
こんな詩をもっと詠んでくれたらよかったのに・・・・・・・
確かにそうですね。
今回また 俊造さんの歌集「虹 夏草 泥亀」に目を通してみると、わずかではあるけど、時折こういった歌があることに改めて気づかされ、少しばかりホッとしている自分を感じています。