近所の保育園(昨年までの私の勤め先)から、園児たちが
散歩の途中で寄ってくれました。
草花を摘んでプレゼントしてくれた子どもたちの気持ちが
可愛くて、ほんとに嬉しかった。
『奔流』 2002年
『死線・光る影』 2001年
『奔流』を見て、「カミナリみたい」「怪獣みたい」
『死線・光る影』を見て、「へび~!」との声。
色彩豊かな俊造さんの絵を、こういう小さい子どもたちの
目線でいろんなとらえ方をしてもらいたい、と感じたひとときでした。
ご夫婦ともども仲良くしてくださっている門馬さんご夫妻が
今日、雨の中 遊びに来てくれました。
とても味わい深い、素敵な陶器を造られています。
梁塵窯さんの HPは こちらです。
www.ryohjin.com/
花の木も開館して、まもなく半年を迎える。たくさんの人が訪れてくれた。2月から始まった新しい展示も、作品によってみる人の琴線に触れるものがあるようだ。
実はこの頃僕の裡で少し心境の変化が起きている。俊造が残した日誌に目を通すことができるようになった。アトリエに「一元化への道」と題した大学ノートが残されていた。一年に一冊。1995年から亡くなる2010年までの記録である。そのノートが居間の本棚にあることはずーと気になっていた。しかし、それを目にすると
正直なところ辛くてやるせなくて、ながいことどうしても手に取ることが出来ずにいた。ところが、今年になってふっと読んでみようかとの気になった。最近、それを読み始めているところである。
誰に会った、誰から電話が来た、誰に手紙を出した、どこに行った、
そんな事務的なこと。制作している作品のこと。食い扶持を稼ぐための労務の日報。以上が大半である。そして、時々彼の思いが綴られている文章に行き当たる。最後まで読み終えたときに、彼が田舎にUターンして試みた一元化への道の到達点が僕にも見えてくるのではないかと期待している。 (省象)