生誕90周年記念 山下 清 展


大分市美術館の 「生誕90周年記念 山下清展」へ行ってきました。
貼り絵、ペン画、鉛筆画、油彩、水彩、版画、陶磁器など約180点が展示されています。
今月の16日までです。やっと今日行けました。 平日というのに多くの人がいらしていて、これまでに、約2万人の方の観覧があったそうです。
ポスターにもあるように、貼り絵「花火」など、どの作品も素晴らしかったのは言うまでもないのですが、特に私が引かれたのは、「遠足」「さかな」「ともだち」「養老の滝」などです。全部廻ったあとも、気になるのでまた観に行きました。
そして、絵に添えられたご本人のコメントがどれもユニークでした。本当に純真無垢な子どもの感想そのものです。
まだ行かれてない方、ぜひとも観覧をお勧めします。 (純代)

山下清イコール貼り絵程度の知識しか持ちあわせていなかったのだが、実に多彩な手法で作品を遺しているのには目から鱗でした。なんと言っても貼り絵の精緻さに圧倒されました。気の遠くなるほどの数のジグソーパズルを丹念に組み合わせた様に思えた。しかも、その一つ一つが無駄なく構成されている。 (省象)

師走の雨


 12月になった。10月11月は稲刈り、麦植え、大豆の収穫と農作業が多忙で、毎年のことながら季節の移り変わりをゆっくり楽しむ暇はない。それでも、朝の散歩で近くの糸が浜の海浜公園の銀杏が色づいているのを見ると、秋の深まりを感じる。
 今日は冷たい小糠雨が降っている。美術館の休憩室から眺める田圃風景の今は、不毛の地を思わせないでもない。そこに音もなく落ちていく雨。しかし、この風情が僕は嫌いではない。むしろ心地いい。落ち着くのだ。
 実は荒涼と見える田圃には10日ほど前に、麦の種をまいてある。近くによって見るとすでに麦は芽を出し始めている。2月になるとこの田圃が緑の絨毯を敷き詰めたようになるはずである。自分でいうのも手前味噌で恐縮至極だが、この地に美術館を建て、この部屋から眼下に田園を眺め、由布鶴見の山を遠望できるのは立地場所としてはなかなかのものである。 (省象)

遠来のお客様


宮城県より、花の木美術館にお客様がいらっしゃいました。義姉の旦那様のご兄弟です。
お二人とも昨年、地元で大震災に遭い、想像を絶する思いを体験されました。
今回、花の木美術館での「シタールの夕べ」に合わせて前日より、東京の姉夫婦と共にいらしたのです。
シタールを聴きながら、こちらの関係者とも交流され、談笑し、お二人とも良い時間を過ごせたとのことです。
姉のお話によると、 お二人とも、東北と九州の地域性の違いをかなり強く感じ、いい意味で(と思いたい…笑)カルチャーショックを受けたようです。
我が家に3泊され、4日目は別府で、うちの子供や孫達も一緒に総勢11名での会食。仙台のご長兄、護さんのご挨拶に始まり、賑やかで和気あいあいとした交流ができました。
宮城と東京には26日、それぞれ帰路につかれました。

シタールの夕べ

11月23日(金)
小崎夫妻による、シタールの演奏とインド旅行談

充実した、インドへの旅を終え、帰国直後のご夫妻。
行雄さんが、インドの地図や写真を指し旅の説明をしてくださる。
そして、行雄さんの撮られたインドの写真(スライド)をバックに
これから アイカさんによるシタールの演奏会。

サリー姿も素敵な アイカさん。


熱心に聴き入るお客様方。

インドのニワトリの逞しいの後姿。
花の木美術館での初めての試みである「シタールの夕べ」を
無事に終えられたことに 感謝。
多くの俊造さんの関係者がいらして下さったことに 感謝。