お二人が美術館を訪れてくださいました。
菅さんは、入院中もお見舞いに来て下さり、俊造さんがとても信頼していた方です。
病床からかけた 長い電話にきちんと応えてくださり、側でみていた私たちも本当に感謝しています。
もうその時はベッドから起き上がることもできずにいたので、朦朧となりながらも やるせない気持ちをぶつけていたようです。
今日、改めて作品を観に来ていただき、本当にありがとうございました。
作成者アーカイブ: 花の木美術館 管理人
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中学の弁論大会で
先日 来てくれた俊造さんの同級生が言うには、俊造さんは中学校の弁論大会で 『 美について 』 をテーマに語ったとのこと。 「中学生がそんな話 普通する?」 などと 思い出話でしばし盛り上がりました。
その内容を知りたいと思うけれど残念ながら その方も別の方もそこまでは覚えていないそうです。
確かに、当時いきなり 「美について」 なんて語られてもほとんどの子どもはピンとこなかっただろうと想像します。
けれど、高校の演劇部で カフカの「 変身 」 を演出したとのことですから、俊造さんがそういう中学生だったと聞いても 納得 (^^)v という感じですね。
美術館の南側に拡がる田園風景
日記を「花の木だより」と名前変更します
様々な思いをもって。
いろんな方が 花の木美術館を訪れます。
かつて芸術会館での個展中、隣の展示室でグループ展をしていた方。脚立に上がって、絵の配置をあれやこれやしていた俊造さんと話もし、別の個展にも行ってくださったそうです。たまたま、私の職場の同僚のお父さんだったのですが、西陣織の染色を昔 手がけていたとのことで、俊造さんの作品は染色と かなり通じる部分があるらしく熱心にご覧になっていました。今は油絵をされているそうです。
また、宇佐の写真家 石松さんを通して知り合いだったご夫婦も見えられ、しばし思い出話などして帰られました。
今日は来られた方のお話を少しさせてもらいましたが、遺された作品を観に連日 足を運んでくださる方々とお話をさせてもらいながら、改めて「 花の木美術館 」を開設した意義は十分ある と感じます。